中国のはしけ、第二次世界大戦の難破船略奪容疑：戦争墓の「冒涜」

30 maggio 2023 / 6:30 / CBS/AP Malaysia Maritime

2023年5月30日 / 午前6時30分 / CBS/AP

マレーシア海事庁は月曜日、中国船籍の船舶から第二次世界大戦のものと思われる砲弾を発見し、このはしけ運搬船が南シナ海での英国軍艦沈没船2隻の略奪に関与していたかどうか調査していると発表した。

マレーシアのメディアは、違法引き揚げ業者が1941年に日本の魚雷によって沈没したHMSレパルスとHMSプリンス・オブ・ウェールズを標的にしたとみられると報じた。

この攻撃は真珠湾攻撃のわずか3日後に発生し、約842名の船員が死亡し、英国海軍史上最悪の災害の一つとみなされているとBBCニュースが報じた。

パハン州中部沖合の難破船は戦争の墓に指定されており、英国国防省は先に襲撃容疑を墓の「冒涜」として非難した。

漁師やダイバーらは先月、この海域付近で外国船を発見し当局に通報した。

同庁は日曜日、ジョホール州南部沖で許可なく停泊したとして、中国福州に登録されている船舶を拿捕したと発表した。同紙によると、乗組員は中国人２１人、バングラデシュ人１０人、マレーシア人１人を含む３２人だった。

同庁は、国家遺産局などが協力して大砲の砲弾の特定に取り組むと述べた。

英国の王立海軍国立博物館は先週、「個人的な利益を目的とした明らかな破壊行為に心を痛め、憂慮している」と述べた。

海事庁は、ジョホール州の民間スクラップ置き場で警察が数十発の不発弾やその他の遺物を押収した事件に、錆びた大砲の砲弾が関係していると考えていると述べた。ニュー・ストレーツ・タイムズ紙は、弾薬は軍艦からのものとみられ、警察が現場で制御された武器の爆発を行ったと報じた。

BBCニュースの報道によると、古い難破船は、「戦前鋼」としても知られる希少な低バックグラウンド鋼を求めてスカベンジャーの標的となっている。鋼鉄の放射線量が低いため、医療機器や科学機器に使用できる希少で貴重な資源となっています。

同庁が公開した写真とビデオには、大型クレーンと錆びた金属の山を積んだバージ運搬船が写っていた。戦前の鋼鉄として知られる 2 隻の軍艦の材料は貴重であり、一部の科学機器や医療機器の製造に使用するために製錬される可能性があります。

2つの難破船が標的にされたのはこれが初めてではなかった。

ニュー・ストレーツ・タイムズ紙は、2015年に外国のトレジャーハンターらが自家製爆発物を使用して船上の重い鋼板を爆発させ、容易に採掘できるようにしたと報じた。他のメディアは、当局が当時、残骸の略奪に関与したベトナム船を拿捕したと伝えた。

初公開日 2023 年 5 月 30 日 / 午前 6 時 30 分